ホワイトボードについて説明します

≪ホワイトボードとは≫

@ 生産予定表の作成を生産管理データを用いて自動化します。
A 設備グループ毎の設備の負荷を把握することで自由に生産指示日を変更できます。
B 現場では原則バーコードのみで運用できます。
C 目で見る生産予定管理ツールです。
D 有効在庫基準で完全自動で作業指示書を発行することもできます。



≪ホワイトボードを常時使用できるようにする≫
最初に、初期値の設定をサーバで開いて、『ホワイトボード』タブをクリックします。
タブ画面がホワイトボードに変わりましたら、『ホワイトボードで管理する』ボタンが
押し込まれた状態になるようにマウスでボタンをクリックします。
その後、『更新』ボタンを押してください。



≪ホワイトボードを起動する≫
メニューの『生産計画』をクリックし、『ホワイトボード』を選択します。



データがなにもないか、ホワイトボード対応の作業指示書を発行されて
いない場合、上図のような表示となります。

以下、手順を追いながら運用方法を説明してゆきます。

≪カレンダの登録≫
カレンダの登録を行っておきます。
稼働日外の指定をされた日付はホワイトボード上に表示されなくなり
とても見やすくなります。



工場が休日とか非稼動日であれば、その日付ボタンを押し込んでおきます。



≪マスタの登録≫
ホワイトボードを運用する上で以下のマスタの登録が必要です。

製品マスタ 生産マスタ 展開マスタ
注: 上記3マスタは簡易マスタでの登録でも登録可能です。
会社マスタ 工程名マスタ 人マスタ 設備名マスタ 設備グループマスタ

生産マスタで必要とするチェック個所はここをご参照ください。

設備グループはホワイトボード運用のために存在するマスタです。

≪作業指示書の自動発行≫



得意先伝票の受注入力フォーム上で作業指示書の自動発行を行います。
必要な受注情報は前もって必ず登録しておいてください。



手順として先に『受注MRP』ボタンを押します。
この更新処理によって受注残情報の日々別の下部構成に至るまで
みなし在庫基準での有効在庫を導き出す準備を行います。

発行選択の指定が終了しましたら『作業指示書発行』ボタンを押してください。
注: 表示されたときには全てに選択(発行する)へチェックが入っています。



何故この指示が出されるのかを確認するために有効在庫を表示させることができます。
有効在庫を確認する製造番号をクリック選択し『有効在庫』のボタンを押してください。



作業指示書を印刷し現場でバーコード管理することができます。
バーコード管理せず事務所内でのみで管理する場合は『いいえ』ボタンを押してください。


注: 指示書の発注点は、システム運用を簡易にする為みなし有効在庫基準となります。
   生産マスタでホワイトボードで管理する工程は必ず『みなし在庫』を行う
   ように指定しておく必要があります。
   在庫基準での自動指示なので、みなし在庫数が実在庫と同じでなくてはなりません。

   作業指示の自動発行は在庫ベースで動作します。
   在庫がいい加減ですと指示内容にも問題が発生しやすくなります。
   ★月末棚卸しでみなし在庫を正確に修正する方法について

≪指示書の書式≫

  エクセルテンプレート版(カスタマイズ)

  簡易版(標準) ← 準備中です。

≪ホワイトボードを起動≫

工程情報とその進捗情報が表示されます。
実際に工程を着手すれば黄色、完了すれば青と表示が変化します。
全工程完了しますと日次更新後ホワイトボードの表示から消去されます。


対象部品の工程をマウスで左クリックしますと指示納期の変更やリードタイム
の変更、着手開始、完了、注文書の発行、データ削除などを行えます。
通常の着手開始、業務完了は現場でバーコードリーダを用いて行うと
正確な作業時間も追跡することが出来ますし、なにかと便利です。


対象部品をマウスで右クリックしますと、その有効在庫が表示されます。




工程が多かったりリードタイムが長かったりして見づらい場合は、
下の段のみ表示させて約2ヶ月分の表示を一気に行うこともできます。
設備グループマスタを用いて各設備のみに絞ってホワイトボード上に表示
させることもできますし、作業指示納期変更や設備変更を行えます。



≪工程負荷管理表≫

縦横のグリッドでエクセル表ライクに工程情報を抜き出します。



≪工程表≫

ホワイトボードの表示そのものをエクセルライクに表示します。


≪設備負荷グラフ≫

設備毎の負荷状況をグラフにしてリアルタイムに表示します。