棚卸しでみなし在庫を正しい在庫数に変更する方法


初期値の設定を起動して、『在庫』タブを開きます。
『工程毎に棚卸しを行う(詳細な棚卸し)』にチェックを入れ更新ボタンを押してください。
この作業はサーバシステムで行わなくてはなりません。
注:クライアントでは変更不可の設定になっています。


棚卸しは必ず月末のタイミングで行ってください。
普通の一般的なシステムと異なる点は、棚卸し後、必ず月次更新を行ってからのタイミングで
棚卸しデータの入力を始めなくてはならないことです。
処理手順がこのようになされていますので、棚卸し在庫データの入力が次回の
月次更新までに終了していればよく、最大で1ヶ月間の入力期間を得ることができました。
棚卸し入力開始前に一度だけ『棚卸し在庫の消去』ボタンを押しておきます。
この処理で前回の棚卸しデータを全て初期化しておきます。
注:理論在庫やみなし在庫は棚卸し情報を元に別データとして運用していますので
   棚卸し中(棚卸し在庫情報の消去後)でも何時も通りに在庫を運用できます。

普段道理に生産管理システムを運用しながらの在庫登録が可能になっています。

棚卸しが終わりましたら在庫を追跡するしないに係わらず全ての在庫情報を入力してください。
製品コード(品番/資材コード)→工順→工程の上がり数量→登録 --→ 以下繰り返し



集計ボタンを押せば上がり仕掛品での標準的な棚卸し金額を表示します。


メニュー帳票で、工程別の詳細な在庫で棚卸し集計を行うにチェックを入れますと
各工程別の詳細な棚卸し在庫金額を表示します。


棚卸し入力が終了した場合


棚卸しの入力が全て終わりましたら『棚卸し在庫の計算と各種登録』ボタンを押します。
注: 何度でも再計算が可能ですので、入力漏れが見つかった場合など追加登録して
   再度このボタンを押して再計算させてください。

以下のメッセージがそれぞれ出されますが全てを『はい(Y)』ボタンを押してください。
工場によっては必要のない計算処理もあると思われますが全て『はい』でOKです。










工程毎に棚卸しされる場合、以下のメッセージが出力されます。
実際にはみなし在庫に置き換える計算処理が少し複雑なため、
日次更新によって以下のように処理されます。
みなし在庫 = 棚卸しデータ + 実績数量(受け) - 次工程使用数量(払い)