<製品>
システム内で、登録が終了していれば、『登録済み』 に、チェックが入ります。
製品コードは、できればハイフンを省いた形式で登録してください。
会社マスタで得意先基準のハイフンを自動作成できます。
最大桁数は30桁までです。
売値確定のチェックボックスにチェックを入れておくと、この商品(部品)の標準
価格が、製品マスターの登録された金額であるということになります。
標準価格は、棚卸し時にも使用することがありますので、このチェック欄が設けられています。
品名、サイズ、部品名は、各社の都合に合わせて使用します。
一応、品名は商品名を登録し、サイズは大きさ、部品である場合の部品名は商品名に対する部品の名称です。
一括名称とは通常、品名、サイズ、部品名をまとめて入力したものとなります。
登録された部品名や一括名称は、外注や社内における簡易表示や帳票に使用されますので、必ず登録してください。
部品などに対する得意先が固定ならば、得意先コードを入力しておきます。
商品に対しては、なるべく得意先コードを入力しておくようにします。
これは、商品と、得意先とを関係付けさせるためです。
もし、そのコードに対して得意先が特定できない場合は、入力せずにおきます。
<背番号>
背番号は、かんばん方式で用いられる背番号のことです。
このシステムでの背番号の運用は、簡易的な使用方法に現在限定しています。
一つの製品コードに対して、5件までの背番号を当てることができます。
得意先からかんばんが発行されてきた場合、まず製品コードにあたる背番号を
ここに登録してください。
背番号は製品コードの代わりとしても打ち込み使用できます。
背番号も製品コードと同じく同一のものは登録できません。
<キー>
シリーズが振られている場合はシリーズコードを登録します。
得意先担当者が存在しているならば、その人コードを登録します。
社内担当者が存在しているならば、その人コードを登録します。
納入場所が特定できるならば、納入場所コード(会社コード)を登録します。
流通のしくみが特定できるならば、しくみコードを登録します。
ただし、現在は参考入力になります。
材料発注先が特定できるならば、材料発注先コード(会社コード)を登録します。
ただし、その製品コードの工程内に材料の発注が無ければ意味を持ちません。
<区分>
≪支給≫
得意先から部品の支給を受けたり、 自社で一括生産するものなのかを登録します。
材料や、購入に係わる項目なので、初期工程の製品コードについてのみ登録の意味が発生します。
それ以外の製品コードに支給区分を設定すると、集計や表示が乱れたりする原因にもなりますので必ず避けてください。
≪得意先支給元≫
得意先から支給される部署を指定します。
得意先に対する棚卸しや、特殊在庫の追跡で使用します。
≪検査・無検査≫
得意先に対して納品するさい、受け入れ検査が有るのか、無いのかの登録を行ないます。
≪製品在庫≫
製品在庫を行えるかどうか、材料在庫を行えるかどうかは、生産マスターの登録によって左右されます。
ここでいう在庫とは、月次の棚卸し理論在庫のことです。
ただし、理論在庫の集計方法は、部品展開に基づく得意先側からみた在庫数です。(特殊在庫)
≪材料在庫≫
得意先から支給される製品コードと一対の材料などの在庫を行えるかどうかを表示します。
材料在庫を行えるかどうかは、生産マスターの在庫区分の登録によって左右されます。
<材料1>
使用する材料の製品としての内容を入力します。
材料の種類は材質コードを入力します。
対象の製品コードが材料を持たない場合は入力する必要はありません。
材料区分は材料の形態がはっきりしている場合、登録を行ないます。
<材料2>
材料に関する寸法その他を登録します。
この材料とは主にプレスなどの材料のことです。
オーダーが発生すれば全く別の表現で運用されます。
この材料内容に当てはまらないものについては、製品マスターの『サイズ』の
入力でたいていの場合管理できます。
<在庫>
在庫を管理するメニューです。
今月1日の製品在庫数とは棚卸、理論在庫のことです。
先月1日の製品在庫数とは、もう一月前の理論在庫です。
この在庫値については、手入力で修正可能です。
修正した場合、日次更新後、今月1日の製品在庫数も修正されます。
材料在庫の棚卸理論在庫を表示します。
リアルタイム材料在庫とは、リアルタイム在庫(R在庫)と同じく、その場ですぐに修正が行なえ、伝票の入力に対して、
すぐに在庫値の結果に跳ね返ってくる在庫データのことです。
手入力で修正可能です。
<原価>
棚卸の標準原価計算を行なうための登録メニューです。
仕掛りの状態とは通常は平均仕掛り費でよいものです。
ただ会社によっては工程に渡り仕掛り費を出すので、しかかりの状態を登録できるようにして有ります。
標準仕掛り費とは製品コードに付き一つのみ仕掛り費を持てるための名称です。
割増請求対象単価とは会社マスタで登録した割増についての対象単価のことです。
割増対象製品である場合ここに対象金額を入力しておきます。
<参照>
製品マスターデータを全て表示します。
参照ボタンを押すと表示を始めます。
<EDI>
WEB-EDIでのトンネル伝票を発行するためのものです。
トンネル対象となる外注先コードを入力します。
トンネルとは、得意先から注文書を受けてすぐ、担当外注先へその
注文書の内容を同じままに注文書を発行することです。
<科目>
外部の経理システムにデータを渡す必要がある場合に登録します。
ほとんどの中小企業にとってはあまり関係ありません。
勘定科目と補助科目を指定できます。
<割増>
部品コードなのか型番なのか資材コードなのかを決定します。
きちんと分けておくとなにかと便利です。
なにも分けずに管理する場合は、自動的に部品扱いとなります。
この製品コードのものを使って製作するのに必要なジグを指定します。
たいていの場合後工程で必要となる検査ジグのことです。
倉庫とは、出荷前倉庫と資材倉庫のことです。
部品コードに指定されていても機能します。
現在、倉庫のアドレスには対応しておりませんので、各商品や資材は合算された値となります。
生産計画とは日々の出荷予定にたいする生産計画(生産管理部レベル)をこの製品コードで行うことです。
生産計画を行うには初期値の設定で生産計画モードにしておく必要があります。
製造計画とは生産計画値をもとに各構成レベルの主たる工程で行う(製造部レベル)の計画です。
また生産マスターで、どの工順で製造計画を行うのかの登録も必要です。
資材発注計画にも応用できます。
生産計画でも製造計画と同じく製造負荷や有効在庫を確認しながら計画を立ててゆくことになります。
ところが生産計画を行う製品コード(品番)が工程情報を持たない型番であった場合、負荷情報を計算できないことになってしまいます。
そこで上記のように登録されますと、『306408FT』の工程情報をこの型番の工程情報として仮に利用できるようになっています。
この下位コードと型番を連結するには、必ず『機能中』が緑色に変わったことを確認してから『対象有効』ボタンを押し込んでおきます。
『対象有効』ボタンが押し込まれていませんとこの機能は動作しないようになっています。
実数とは単位が個数ではないという指定です。
実数の場合、単位はグラム、キログラム、ミリ、
メートル、ミリリットル、リットル、実数個などが
あります。
実数個とは梱包用の箱や基板の取り数などに
使用します。
ひも付き計画とは生産計画を所要量計算するとき、その元になった製品コードや指示日などをデータとして持たせた状態で伝票ナンバーを持たせて所要量計算することです。
ボタンを押し込んでおけば生産計画からの引当数を確認できるようになります。
引き落とし対象はひも付き指示ボタンが押し込まれている製品コードのものに限ります。
ひも付き計画を所要量計算するさい対象となる製品コード(部品)に対してボタンを押し込んでおきます。
対象の製品コードは、設計でのみ使用するコードであったり、管理対象外の外注用コードであったりした時に『工程無効』ボタンを押し込んでおきます。
部品の結合関係の表示などや作業伝票での配膳指示などで、無意味な結合情報をはぶくことができます。
製造の一覧にチェックが入れてあると製造工程の一覧が自動的に立ち上がるようになります。
これで対象となる製品コードの工程を確認しながら更新作業を行えるようになります。
対象の製品が販売統一価格(固定価格)を持っている場合チェックをいれておきます。
★ネットワーク使用時の注意
製品マスターについては、マスターを開いていることによって起こる共有違反を減らすため、特殊な手法を用いています。
製品マスター上で、新規登録、削除処理などを行なった場合、サーバーはネットワークを監視し、製品マスターを誰も使用していない時を判断して、自動的に更新をかけます。
ネットワーク上で、本来ならば共有違反を起こしている作業フォームを開いているコンピュータが作業を終了次第、サーバーが自動的に更新をかけます。
更新日 2005年6月27日