特殊在庫について説明します。



参考に使用させていただいたデータが、12月のものですので、月次更新は11月の末となっています。
今月末在庫というのは、月次更新された当日の最後の在庫です。
前月末在庫というのは、その翌月となります。
今月というのは、月次更新された後の帳票ですので、先月のことと読み替えてください。

この帳票の在庫は、月末締めに合わせて在庫された理論在庫です。
得意先の在庫調査の要望に合わせて、すべて部品展開(所要量計算)されています。
既に組み立てられて、別の製品コードになってしまっていても、この在庫数には、在庫として加えられています。よって全ての部品点数の合計は、現実より非常に大きな数値となります。
この理論在庫は、日々の在庫としても理論的に追跡されており、この在庫値が便利であるため製造現場での生産指示に利用されています。


月次更新の帳票扱いとなっていますが、実際には日付で管理されており、日次更新で毎日処理されています。
そのため、月次更新をまたいで先月分の実績を入力したとしても、この理論在庫は狂いません。
また、日々の在庫値も狂うことはありません。

部品の結合関係を変更した場合、日次更新されると、その変更内容に従い、全て変更されます。
月半ばなどで、設計変更を受けた時などは、理論在庫には注意する必要があります。(月前半の在庫が崩れる可能性があります。)

更新日 2001年11月16日