会社マスターの端数処理区分で指定します。
まずは説明の為に、『端数処理を行わない』に区分を指定してみます。
サンプル商品の得意先を、先ほどの優秀社とします。
販売価格を¥19.60とします。
100個受注を受けますと、¥19.6×100個で¥1960の総額となります。
端数処理の動きが分かりやすいように受注数量を2個として見ましょう。
区分が『端数処理を行わない』に得意先コードの会社マスターに指定してありますと¥39.20になります。
区分が『小数点以下を四捨五入する』に指定してありますと¥39.00になります。
四捨五入の場合は、数量×単価で出た総金額の小数点以下を四捨五入します。
切捨てが分かりやすいように受注数量を3個としてみます。
区分が『小数点以下を切り捨てる』に指定してありますと¥58.00になります。
切捨ての場合は、数量×単価で出た総金額の小数点以下を切り捨てます。
切り上げが分かりやすいように受注数量を2個としてみます。
気分が『小数点以下を切り上げる』に指定してありますと¥40.00になります。
切り上げの場合は、数量×単価で出た総金額の小数点以下を切り上げます。
このように端数処理区分の仕組みは、総額に対しておこなわれます。
受注処理以外の伝票処理も全て上記のルールに従って処理されます。
以下の点にご注意ください。
国際通貨対応にチェックが入っていますと、ウインドウズの『地域と言語のオプション』の設定に従います。
日本国のウインドウズのデフォルト通貨の設定値は小数点以下の桁数がゼロとなっています。
本来は小数点以下の桁数は2桁でなくてはいけませんので変更してください。
また通貨記号の表示がデフォルトでは¥となっていますので少しうっとうしいです。
国内で利用される場合は、なるべく国際通貨対応のチェックは外すようにしておいてください。
更新日 2002年7月22日