個別受注生産の場合には、以下の手法で管理します

以下のマスタを整備します。

製品マスタ



受注生産の対象となる商品の『受注生産』にチェックを入れておきます。


生産マスタ






受注生産の対象となる商品を受注した時に指示書を出す部品の
工程に対して『受注生産』にチェックを入れておきます。

納期を自動計算させるために、標準リードタイム(日数単位)を指定しておきます。


構成の登録は以下のものだとします。




受注が入ったとします。



受注生産として製品マスタに登録されていますと、右上の部分に
『受注生産』と赤く表示されます。


登録ボタンを押しますと、以下のメッセージが出されます。


『はい』ボタンを押しますと自動的に作業伝票と注文書が発行されます。


一般と同じ手法で注文書での受入処理を行います。
また作業実績の入力についても一般手法と同じです。




進捗を確認します。



部品結合関係の表示を起動し、メニュー『進捗管理』→『受注生産 進捗照会』をクリックします。
すると受注生産進捗照会というシステムが起動します。



印刷されました注文書や生産指示書に表記されております製造番号というのは
例えば、 製造番号 1001 - 7788

1001は得意先コードです。
7788は受注時の注文番号になります。
製造ロット番号として、そのまま得意先の注文番号を用いることで扱いやすく分かりやすくしてあります。

検索ボタンを押されますと、現在の製造番号による進捗が表示されます。
完了のところに完了と表示されていればその工程は作業完了しています。


いずみ生産管理システムでは、以下の機能運用が製品ごとに、また部品レベルで混在しても
多少の注意点はありますが正常にシステム運用できるようになっております。

通常の伝票管理 (繰り返し受注製造業)
高度な生産計画による製番管理 (生産計画による紐付け生産)
製番を用いない生産計画 (標準的な生産計画)
完全受注生産での製番管理 (個別受注製造業)



注意:
 テスト運用で動作確認するのであれば、必ず月次更新や日次更新を動作させてからにしてください。
 システムが参照すべき更新日付が存在しなかったり、また異常な日付の為にエラーを起こす恐れがあります。